たかの特撮ブログ

特撮ブログです。
ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    カテゴリ:ウルトラマン > ウルトラマンゼロ

     ベリアルのアルティメットルミナスが届いた記念に、さっそく撮影。ゼロとベリアルのコラ画像を作ってみた。

    ・ゼロ。K76星で修業しているイメージ。この10年で様々な経験を積み、内面的にも成長してきたゼロ。最近はレオから授かった青いマントを授かり、ゼットという弟子(自称)もつくようになった。様々なニュージェネレーションが登場していく中、度々客演しては修行をつけたり、助太刀して活躍し、頼れる兄貴分として不動の地位を得ている。『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではタルタロスと互角の闘いを繰り広げ、まだまだ前線で活躍し、成長していきそうな存在だ。

    FullSizeRender

    ・ベリアル。眼の発光表現が素晴らしい。超獣ではないので、本来なら空を割って現れたりしないのだが、こういう登場の仕方も似合う。「帰ってきたぜ!」とでも言いそう。ゼロとの10年の因縁を経て、ジードに葬られ、最近はベリアロク(別人格だが)として武器になったり、ベリアル因子という遺伝子が怪獣製造に利用されたり、細胞の一部がデビルスプリンターとして怪獣暴走の一因とされたり、あの手この手で利用される引っ張りダコ状態。人気の根強さを象徴している。

     引き続き「特撮のDNA」レポ。

    今回はウルトラマンゼロのブースより。

    cf.)『ウルトラマンゼロ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6085844.html

    ・ウルトラゼロスパーク。撮影用オリジナル。

    IMG_8105

    ・ゼロツインソードはかなり大きい。
    ウルトラゼロアイ、ゼロアイNEO、ウルトラゼロブレスレット、ウルティメイトブレスレット、サーガブレス。すべて撮影用オリジナル。

    IMG_8104

     ゼロは映画やOVAなどでは主役を張ったことがあるが、テレビシリーズでは主役を張ったことはない。『ウルトラマンジード』(2017)でテレビシリーズのレギュラー出演を果たすが、あくまで脇役であり、最後のベリアルとの決着もジードに譲っている。

    cf.)『ウルトラマンジード』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6238261.html

     しかしながら、円谷プロの経営難の時代に光を灯し、なんとか繋いできたのは、紛れもなくゼロであった。そして、ニュージェネレーション作品に度々客演し、絆を紡いできたのもゼロである。この10年で成長し、いまや弟子(自称弟子)がつくまでになった。その功績は計り知れない。ウルティメイトフォースゼロの面々含め、今後も活躍してほしい存在である。


    cf.)その21はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8222346.html


    cf.)その19はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8181398.html

    [参考]
    「特撮のDNA~ウルトラマンGENEOLOGY~」©円谷プロ・特撮のDNA製作委員会
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     『ゼロVSベリアル 10周年記念読本』(出版:実業之日本社)を読んだ。

     映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)で劇的な登場を果たしたゼロとベリアル。10周年を記念して、その系譜、因縁の対決の数々を振り返り、関係者のインタビューも多数掲載、デザイン画等のビジュアルも豊富で、ゼロ愛に満ちた作りとなっている。

     初登場時は強いだけで、師匠に「ごたごた言ってんじゃねぇ!」と礼儀知らずの台詞を吐いていた、口の悪い不良少年的なイメージしかなかったゼロ。それが経験を積むにつれ、数々の人間たちとの出会いを経て精神的にも立派に成長していく。各作品の監督たちが、今度はゼロに何を経験させるか、どんな要素を追加するか、何を考えさせるかを検討し、大切に育ててきたことが如実に伝わってきた。

     また、現在放送中の最新作『ウルトラマンゼット』(2020)ではついにマントを羽織り、弟子(ゼロは認めていないが)を持つようになったゼロ。メイン監督の田口清隆のインタビューでは、企画発端となる北浦嗣巳プロデューサーとの話の内容まで書いてあり、ゼットファンにとっても一読の価値ありの内容だ。

     ベリアルも『ウルトラマンジード』(2017)で息子のジードによって葬られてからも、ベリアルメダルやベリアル因子という形で根強い存在感を示している。ゼットの最終形態「デルタライズクロー」ではベリアルの顔を象った剣「ベリアロク」となって登場。ベリアル本人と人格は違うのだろうが、あの声で「デスシウム歯磨き!」などと喋るという、半ばギャグ的な要素を持つまでに至っている。

     事情により『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)製作の重要人物であるプロデューサー岡部淳也のインタビューがないのは残念だが、ゼロとベリアルをより深く理解するには欠かせない一冊となった。


    cf.)『ウルトラマンゼロ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6085844.html


    cf.)『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6117436.html

    [参考]
    『ゼロVSベリアル 10周年記念読本』(出版:実業之日本社)

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     10周年を迎えたウルトラマンゼロの新たな強化形態が発表された。その名もグランセイバードゼロ。

     レイトがウルトラゼットライザーを使い、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンエースの3枚のウルトラメダルの力を採り入れた姿。

     斬撃が得意技のようだ。ウルトラマンの八つ裂き光輪、セブンのアイスラッガー、エースのギロチン技、それぞれの切断技をモチーフにしたような印象。パッと見たところ、全身を走る青のラインがギンガのクリスタルのようにも見えるが、ギンガのメダルは使っていない。

     今のところ、データカードダスゲーム「ウルトラマン フュージョンファイト!」内のみでの展開のようだが、実写化の可能性も有り得る。

    [参考]
    http://www.dcd-ultraman.com/news_zh/04.php
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     2010年12月に公開された映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』 はゼロの冒険物語。2011年がウルトラシリーズ45周年にあたるため記念作品第1弾として製作された。配給は前作のワーナー・ブラザーズから再び松竹に戻っている。

     監督は『ウルトラマンネクサス』(2004)などで実績のあるアベユーイチ。親子や兄弟、仲間たちとの絆をテーマに、宇宙を舞台とした冒険譚を描いた。『ファイヤーマン』(1973)のオマージュヒーロー・「グレンファイヤー」、『ミラーマン』(1971)のオマージュヒーロー・「ミラーナイト」、『ジャンボーグA』(1973)のオマージュヒーロー・「ジャンボット」が登場、ゼロの仲間となっていく。

    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html

     『スター・ウォーズ』シリーズや『宇宙からのメッセージ』(1978)の影響を受けた設定やストーリーに加え、アベ監督は科学誌等を参考にして他世界宇宙・マルチバースの設定を導入、映像化に成功した。これは終盤で『ネクサス』(2004)に登場したウルトラマンノアを登場させるためでもあった。以後、世界観の違うウルトラ作品同士を繋ぐ理由付けとして多用されるようになった。

     製作期間が9か月しかなかったため、ロケ撮影中心となり、山口・福岡・熊本でロケが行われた。バラージ神殿のシーンは山口県の鍾乳洞・秋芳洞で撮影されている。

     ゼロは本作で初めて人間に憑依することになり、ゼロと一体化する主人公・ランには小柳友が抜擢された。ナオ役・エメラナ役には濱田龍臣と土屋太鳳。二人はNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010)で共演している。

    ・ゼロとラン・ナオ兄弟の邂逅シーンでは、敢えてゼロの顔をフレームカットすることで、巨大感を演出した。この手法は『オーブ』(2016)のギャラクトロン登場シーンにも使われている。

    cf.)ギャラクトロン初登場回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6013826.html

    ・ベリアル軍を退けたウルトラ戦士たちのカットでは、マックスとゼノンもしっかり映っている。

    cf.)『ウルトラマンマックス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5997988.html

     
     ウルティメイトフォースゼロ結成やウルティメイトイージスを手に入れるまでの過程が丁寧に描かれ、ゼロの成長を描くとともに、その後のゼロの活躍の幅を広げることとなった冒険活劇作品である。


    cf.)『ウルトラマンゼロ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6085844.html

    cf.)次作『ウルトラマンギンガ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6129654.html

    [参考]
    DVD『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』©2010「ウルトラマンゼロ THE MOVIE」製作委員会
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
    You Tube 特爆!チャンネル 特撮は爆発だ! #172
    https://www.youtube.com/watch?v=sA9zSMvXx-0
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